
人気サロン・カバーヘアのクリエイティブチーム「カバーヘアクリエイティブ」がヘアメイクを担当し、代表・谷本一典がヘアメイクディレクションを務めた本ビジュアル。
花々に囲まれた幻想的な世界観の中で、鈴川紗由は“守られる存在”から“語りかける存在”へと変化する。
甘美なロマンティシズムを、現代的な感性でアップデートした一枚だ。
― フェアリーテイルを、今のモードへ
花冠、フローラルドレス、柔らかなファー。
一見するとクラシカルなフェアリーテイルの要素が並ぶが、そこに宿る空気は決してノスタルジックではない。
モデルの視線や指先の仕草が、物語に緊張感を与え、ただの“可憐さ”に収束することを拒んでいる。
谷本一典のディレクションが際立つのは、「少女性」を演出しながらも、主役を“世界観”ではなく“人”に置いている点。
鈴川紗由の内面にある静かな意思が、画面全体に滲み出る構成となっている。
【HAIR】ラフさが生む、リアリティのある幻想
ヘアはロングベースのナチュラルウェーブ。
あえて均一に整えず、毛流れやボリュームにムラを残すことで、花冠の華やかさと拮抗する“生身の質感”をつくり出している。
重要なのは、作り込みすぎないこと。
計算されたラフさがあるからこそ、鈴川紗由の表情や仕草が嘘なく映り、物語性がリアルに立ち上がる。
カバーヘアクリエイティブの技術力が、装飾過多に陥りがちなテーマを、洗練されたバランスへと導いている。

【MAKE-UP】ピュアとセンシュアルの境界線
メイクは透明感を軸に構成。
ベースは素肌感を徹底的に生かし、血色をほんのり感じさせるチークとリップで生命感をプラスしている。
アイメイクは強調しすぎず、まなざしの奥行きを意識。
黒目の印象を活かすことで、無垢さと色気が同時に存在する表情を完成させた。
花や衣装が語りすぎない分、顔立ちそのものが“感情の媒体”として機能している点が印象的だ。
装飾の中で際立つ、個としての存在感
花に囲まれた幻想的な世界でありながら、視線は自然と鈴川紗由へと引き寄せられる。
それは、ヘアメイクが「盛る」ためではなく、「存在を際立たせる」ために設計されているから。
カバーヘアクリエイティブの総合力、そして谷本一典の明確な美意識が、
ロマンティックという普遍的なテーマに、今の時代性とリアリティを与えた。
夢と現実のあわいに佇む、忘れがたいビューティビジュアルとなっている。