静謐に宿る質感美。ニュートラルカラーが導く“余白のモード”

ihme issue3に登場した植田紗々。
人気サロン COVER HAIR Creative が手がけ、代表・谷本一典によるディレクションのもと生まれたのは、ニュートラルな色彩と繊細な質感が呼応する、ミニマルかつ知的なビューティ。
柔らかなボブと、色を主張しすぎないクリーンなメイクが、スタイリングとのバランスを極上に引き寄せる。
静けさの中に、確かな意志が息づくヘアメイクを解説する。

ニュートラルカラーのレイヤーがつくる“柔らかな強さ

ルック全体は、ベージュやキャメル、コーデュロイなど“素材の奥行き”を重ねたスタイリング。
そのままでは重く見えがちな色調を、ノンシャープなボブ柔光仕上げのメイクが軽やかに昇華している。
視線を奪う強さではなく、近づくほどに深く感じる静かな存在感——まさにihmeの世界観らしい、“静謐なモード”が漂う。

HAIR】丸みを残したボブがつくる穏やかな影と立体感

谷本氏のディレクションが際立つのは、質感を重ねるファッションに“余白”をつくるヘア設計
ストレート基調だが、空気を含ませたような自然な丸みのあるボブが、横顔に柔らかな陰影を演出。
毛先のツヤは控えめにし、軽いマット感を残すことで、スタイリングと美しい調和を見せる。
過剰な造形を排し、“そっと佇む美しさ”を体現したシンプルかつ洗練されたヘア。

【MAKE-UP】色を抑え、光で語る“ミニマル知性”

メイクはファッションの素材感を崩さないよう、色よりも光と血色にフォーカス
・肌は素肌感を残したセミマットのヴェール
・まぶたには淡いニュートラルトーンをレイヤー
・チークは控えめに内側からにじむ血色感
・リップはベージュ寄りのナチュラルカラー

全体的に“語らないメイク”を徹底することで、モデルのパーソナリティがふっと浮かび上がる。
谷本氏らしい、トーンバランスを極めた静かで強いメイク設計だ。

素材×色×余白のバランスで完成する、モダン・ニュートラル

ファッションの重厚さと、ミニマルなヘアメイクが絶妙なテンションで融合し、
“ニュートラルでありながら、モード”という難易度の高いバランスを見事に確立。

COVER HAIR Creativeと谷本一典のディレクションによって、
素材の重なりと女性らしい柔らかさが同居する、静かに力強いビジュアルへと仕上がっている。
どこまでも自然で、どこまでも洗練された、現代的な存在感が際立つルックだ。