ユニコーン・ポップスピリット──色彩のエナジーをまとう、新しい“ガーリーモード”

ihme issue2に登場した葛野未崎。人気サロン・カバーヘアのクリエイティブチームがヘアメイクを担当し、代表・谷本一典がディレクションした今回のビジュアルは、ポップカルチャーとモードの境界線を軽やかに越える新感覚のガーリー表現。鮮烈な色彩を巧みにコントロールし、独自の存在感へと昇華させたヘアメイクの舞台裏と、その美しさの構築をひも解く。

柔らかいパステルカラーのジャケットに、ユニコーンのヘッドピース、そしてヴィンテージライクなTシャツ。ファンタジックで少しシュールな要素を重ねながらも、視線を奪うのはモデル本人の芯の強さだ。
カバーヘアクリエイティブと谷本一典が狙ったのは、ただの“カワイイ”では終わらない、確固たる態度を宿したガーリー像。奇抜な色使いの中に輪郭の美しさを際立たせ、無邪気さとモードを絶妙に共存させている。

【HAIR】個性の色を束ねる、アートピースのようなヘア

ウィッグとカラーファイバーを組み合わせたユニコーンカラーのヘアは、ガーリーカルチャーを象徴する“夢色”をより立体的に表現。
ピンクからパープル、ブルー、グリーンまで鮮やかにグラデーションする毛先は、光の角度で質感が変わるよう計算されており、写真でも動きが感じられるようにデザインされている。
レッドのボブとの対比がモデルの存在感を一段引き上げ、ファンシーなアイテムを使用しながらもモードなキレを失わないのは、まさに谷本ディレクションの妙技。

【MAKE-UP】無垢さと強さを同居させる “透明感のエッジ”

メイクは色数を絞り、全体のカラーアクセントに負けないバランスを構築。
肌は薄膜のツヤをまとわせ、子どものまなざしを思わせるピュアな質感に。目元は控えめながらまっすぐな意志が伝わるよう、影を繊細に置き、まつげはあえて抜け感を残す。リップは自然な血色を保ちつつ、ほんのりと立体感を与える程度に留めている。
華やかな装飾の中でも “自分の顔立ち” が引き立つよう、ミニマルとピュアを巧みに操ったメイクワークだ。

トータルイメージ

全体として完成しているのは、「ファンタジー×リアル」の絶妙なクロスオーバー。夢の世界の色彩をまといながら、佇まいはあくまでクールで、現代のガールズスピリットを体現する。
カバーヘアクリエイティブと谷本一典によるヘアメイクは、単なるビジュアルを超え、キャラクター像そのものをデザインしている。
ポップで自由、そしてどこか凛としたこのスタイルは、新しい“ihmeらしさ”を語る一枚として印象的に刻まれる。