「COVER hair's magazine」特集:モデル/美南レイラさん“NATURAL ambience.”ヘアメイク解説

やわらかな空気をまとう、“意志あるナチュラル”。

風にほどけるようなボブヘア。凛としたまなざしに、ほんのり色づくリップ。飾りすぎず、けれど曖昧でもない。今、求められているのは、自分らしさを大切にした“芯のあるナチュラル”。トレンドを超えて、内面の美しさまでも引き出すようなヘアとメイクで、静かに強く、私らしく生きる女性たちへ。

やわらかな空気をまとって。芯のある“ナチュラル”

さりげないのに目を惹く。その秘密は、ナチュラルという言葉の奥にある“意志のある美しさ”。透き通るような肌と、絶妙なツヤ感を含んだボブスタイル。ふわりと風をはらむ質感に、どこか都会的な洗練が漂う。ナチュラル=素朴、ではなく、“自分らしさ”を確立したナチュラル。そんな、等身大でいて揺るぎないムードを体現する一枚。

@reyla__25

“こなれ感”はディテールで決まる。引き算の美学が鍵。

作り込みすぎず、でもラフすぎない。今どきのナチュラルスタイルには、絶妙なバランス感覚が不可欠。素肌の延長線のようなベースメイクと、くしゅっと空気をはらんだボブ。細部に宿るこだわりが、全体の透明感と洗練を生む。

【HAIR】:アンニュイな質感で魅せる、ラフボブの魔法

柔らかなニュアンスを含んだミディアムボブは、ほどよくレイヤーを入れて動きを演出。内巻きにも外ハネにも偏らないランダムな毛先が、自然体でありながら印象的な表情を引き出している。ポイントは、根元からふわっと空気を含ませるドライテクニック。ツヤと軽さを共存させることで、都会的で洗練されたアンニュイな雰囲気に。

【MAKE-UP】:“透け感×血色感”で魅せる、洗練ヌーディ

肌は素肌感を大切にしながらも、くすみを感じさせないクリアなベース作りがポイント。チークやハイライトは控えめに、あくまで“影を飛ばす”ための仕込み。リップには、血色を感じさせるソフトレッドをセレクト。アイメイクも極力ナチュラルに、アイラインは目のフレームを際立たせる程度に留めて、まつ毛はしっかりセパレート。

トータルイメージ:都会的“ナチュラル”は、芯のある余白美

カジュアルでもなく、甘すぎもしない。絶妙な塩梅のナチュラル感は、計算された抜け感と微差の積み重ね。今を生きる女性のリアルを映し出す、美南レイラさんのスタイルは、ありのままの魅力にほんの少しの“洗練”を加えた、まさに現代的“余白美”の体現。

COVER HAIR CREATIVE

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DEIRECTOR

谷本一典
(カバーヘアグループ代表)

@lupin_1969


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HAIR MAKE

成田圭美
(COVER HAIR bliss 北浦和店)

©︎COVER hair's magazine
「COVER HAIR(カバーヘアー)」が発信する年1回発行のヘア・ファッションマガジン。エイベックス・マネジメント、テンカラット、レプロエンタテインメント、プラチナムプロダクションなどに所属する人気モデルとのフォトセッションを通じて、クリエイティブな要素を取り入れたヘアスタイルを提案。また、サロンワークで実際に活用できるスタイルも豊富に掲載しています。