保﨑麗がまとう、“whiteness”の余白美学
ミニマルでありながら、どこか目を惹く。それは、色を削ぎ落とすことで立ち上がる、凛とした美しさ。「whiteness（ホワイトネス）」という言葉が持つ無垢さと余白の中に、静かな強さと知性、そして透明感を宿す。今号のカバーヒロイン・保﨑麗が魅せるのは、「白」を纏うという感性の選択。
柔らかな光に包まれて際立つ肌の透明感、エアリーに揺れるニュアンスボブ、そしてミニマルな中に潜む確かな意思。色ではなく、“質感”と“空気”で語る彼女の美しさを、今、静かに解き明かす。
透明感と柔らかさが共存する、ナチュラルビューティの極み
保﨑麗さんのこのルックは、“透明感×上質ナチュラル”をベースに、シンプルながらも緻密に計算されたヘアメイクが光る仕上がり。思わず引き込まれるような清楚な美しさの中に、ふんわりとした女らしさと芯のある個性を感じさせるスタイルです。
【HAIR】エフォートレスなのに品が宿る、ゆるやかウェーブ
鎖骨ラインで自然に揺れるミディアムボブは、毛先に向かってゆるやかにカールを加えたニュアンスパーマ風。アイロンでワンカール巻いたあと、軽く手ぐしでほぐして空気感をオン。スタイリング剤はあくまで軽めに、セラム系かミルクワックスが◎。顔まわりに落ちる後れ毛が、可憐さとこなれ感を両立させています。
ポイントは、厚すぎない前髪。束感をもたせて軽やかに仕上げることで、顔全体に抜け感が生まれ、アイメイクの美しさをより引き立てています。
【MAKE】肌の美しさを最大限に活かす、“透けツヤ”仕上げ
ベースメイクは極薄ながら、内側から発光するようなツヤ肌が圧巻。おそらくリキッドファンデを薄く伸ばし、光を集めたい部分にのみクリーム系のハイライトをレイヤード。頬骨の高い位置からこめかみにかけてほんのりと血色感を加え、立体感を演出しています。
**アイメイクはナチュラルなのに印象的。**ヌーディなブラウン〜ベージュのグラデーションを柔らかくぼかし、細めのアイラインとまつ毛のセパレート感がポイント。マスカラはロングタイプで、抜け感を損なわずに目元の存在感を引き立てています。
リップはシアーな質感のコーラルベージュ。ツヤを残しつつも色味は控えめにまとめることで、全体のバランスが完璧に。
トータル印象：まとうだけで「好感度」が高まる、クリーンフェミニン
柔らかな質感と凛とした透明感が共存するこのルックは、まさに今の時代が求める理想像。シーンを問わず好印象を与える、上品で洗練されたナチュラルビューティ。ヘアもメイクも“引き算”の美学を感じさせる、真のプロ仕上げです。
COVER HAIR CREATIVE
「COVER HAIR（カバーヘアー）」が発信する年1回発行のヘア・ファッションマガジン。エイベックス・マネジメント、テンカラット、レプロエンタテインメント、プラチナムプロダクションなどに所属する人気モデルとのフォトセッションを通じて、クリエイティブな要素を取り入れたヘアスタイルを提案。また、サロンワークで実際に活用できるスタイルも豊富に掲載しています。
